2012年04月29日

次の世代を考える

今日は平成の大絵馬が奉納された武井神社で「はるまつり」という会が開かれました。
「はるまつり」とは武井神社の氏子総代の皆さんが集まって行う、春の恒例行事です。
そこに今回は絵馬プロスタッフも参加させていただける事となりました。

メールで絵馬プロリーダーの宮本から「春祭」と聞いた絵馬プロメンバーSは、「春祭」とは飲めや歌えやの楽しいお祭りだろうと勘違いし、とってもゆるい感じの寝間着のような服装で参加。
参加してビックリ。
氏子総代の皆さんは、スーツ姿の正装で手水で身を清め神社内に整列し、「春祀」の神事に挑みました。
絵馬プロリーダーの宮本もしかり。
きっと寝間着的な姿のSに、氏子総代の皆さんの方が驚かれた事でしょう。
神事も無事終わり、直会(なおらい)の会場へ移動。
移動前には皆さん名残惜しそうに4種の絵馬(特に平成の絵馬)を眺めていらっしゃいました。

次の世代を考える

直会では武井神社の話や絵馬の話を軸に、和やかにお酒が進みました。
7時半ぐらいになると、北信地方のならわし「おさかな(小謡)」が歌われ、8時頃には皆さん会場を後にいたしました。

次の世代を考える

その後、最後に残った、祢宜斎藤さん、氏子総代、絵馬プロ宮本で、ちいさな未来会議が開かれました。
祢宜斎藤さんは現在40歳。
氏子総代は60歳ぐらいでしょうか。
斎藤さんの事を実の息子のように大切にしている様子でした。
「若(斎藤さん)が宮司になる頃は、氏子さんやまちの人口減少などで、宮司のお仕事が難しい時代になるのではないか」
「氏子さんやまちの人だけに限らず、若い人にもっと神社や祭り、伝統に興味をもって、積極的にイベントに参加して欲しい」
「今回の絵馬プロジェクトは、未来の大きな第一歩だ。ありがとう」
私は伝統の伝承トークを横でジーンとしながら聞いていました。
これは良い意味で、女子は口をはさまず聞いて、男子をサポートしたいなぁって思えるお話でした。
最後に宮本が「僕らは僕らの出来ることをしたまでです。」と言いました。

そうなんです。
絵馬プロジェクトは、
絵の描ける人が絵を描き、
木材の手配できる人が手配し、
座布団の作れる人が額座布団を作り、
額縁の作れる人が額を作り、
金物を作れる人が絵馬を支える金物を作り、
広報の出来る人が印刷物を作り、
そして多くの人が寄付というカタチで出来ることを出来るカタチで参加してくれました。

「ありがとうを言いたいのは、こちらの方です」

そんな気持ちでいっぱいの2012武井神社の春祀でした。

記:セッキー

次の世代を考える


同じカテゴリー(お知らせ)の記事画像
奉納者 名入れ
ありがとうございました。
中間発表!
たくさんのひとの手でつくりあげる大絵馬
下絵制作日程
同じカテゴリー(お知らせ)の記事
 奉納者 名入れ (2012-03-14 11:59)
 ありがとうございました。 (2012-01-09 11:21)
 中間発表! (2011-11-16 19:40)
 寄付金のお願い。 (2011-08-12 18:18)
 下絵披露&歴代絵馬の絵解き (2011-08-08 11:29)
 たくさんのひとの手でつくりあげる大絵馬 (2011-07-31 15:28)

Posted by 絵馬プロ at 22:34│Comments(0)お知らせ
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。