平成の武井神社御柱祭大絵馬奉納プロジェクトは、
たくさんの方のご協力やご理解を頂きながらスタートすることができました。

中でも歴史の町長野を紡ぐ会代表の小林玲子先生が、
メンバーの一員として参加頂けている事がとても心強いです。

これまでの経緯の説明も兼ねて、小林玲子先生のブログをまとめて紹介します。

小林玲子の善光寺表参道日記
2011年
7月8日市民の手でつくりあげる平成の武井神社御柱大絵馬
7月12日武井神社で大絵馬奉納に向けて打ち合わせ会
7月19日大絵馬奉納で絵師と絵解きのコラボレーション
7月27日下絵書きが始まった「平成の武井神社御柱祭行列大絵馬」
7月28日「武井神社」で大絵馬絵解きと「カネマツ」で下絵披露
7月29日一般公開で制作される武井神社の平成御柱祭行列大絵馬

この大絵馬奉納プロジェクトは、
いろいろな世代や価値観を持った人たちが集まって、
ひとつの大絵馬をつくることに意義があると感じています。

大絵馬を完成させることも大事な目的ですが、
まちのいろいろな人が立場を超えてこのプロジェクトに参加できたのなら、
それ自体が私たちにとっても、まちにとっても大切な財産になるのではと思っています。

先ずは、武井神社の大絵馬がどんなものなのかを多くの人に伝えたい。
そんな訳で、8月10日(水)18時半~「武井神社」で、
下絵のお披露目と小林玲子先生の大絵馬の絵解きが行われます。

平成の大絵馬下絵お披露目と小林玲子先生の大絵馬絵解き
日時:8月10日(水)18:30~
場所:武井神社

きっと、武井神社の大絵馬の魅力を分かりやすく感じ取ることが出来ると思うので、
みなさん、お気軽にお出掛けください。

記:宮本  


Posted by 絵馬プロ at 15:28Comments(0)お知らせ

2011年07月30日

願いを描くこと

さて、平成の武井神社御柱祭大絵馬はどのようにつくられるべきか。
現代は、せっかくこんなにIT技術が進んでいるのだから、
平成の時代らしいつくりかたがあるのかもしれない。

なにも、CGを駆使して絵馬を描こうっていうわけではありません。
100年後、200年後に平成の時代がどんな時代だったのか、
今だからできることで、どのように伝えられるかってことを考えたい。

先ずは、去年の御柱祭の記録。
山口(OZ)さんが、その時撮った写真は1500枚!
デジカメだから出来ることです。

この写真の画像をパソコンに取り込んで、
拡大しながら、どんな配列で、誰がどこにいたかを調べることができます。
山口(OZ)さんが解析してくれました。今後紹介しますがこれが凄い!


ということで、去年の御柱祭の写真を幾つか紹介します。





でも、絵馬をつくることは、
去年の御柱の様子を、詳細に、正確に描くことが目的ではありません。

”絵馬”ですから。

この時代を生きた人の「願い」も描いて、未来に伝えたい。

祭りに参加したとか、観客として祭りを見たという人がいれば名乗り出て欲しい。
是非、絵馬に描き入れたいと思います。そして、お話を聞かせてください。

記:宮本  


Posted by 絵馬プロ at 15:30Comments(0)準備

2011年07月29日

青シャツを探せ!



武井神社拝殿には、江戸と大正に描かれた大絵馬があります。
それぞれの大絵馬に描かれている人の数は約500人!

写真が無かった江戸や、撮っても枚数は少なかっただろう大正の絵馬に
とても生き生きと描かれている人々を見ると、
当時の絵師の取材力や描写力が、いかに優れていたものか想像できます。

今日は、大絵馬の中のちょっとしたトリビアを紹介。

大正の絵馬に描かれる人は、圧倒的に和装なのだけれど、
その中で、青シャツに白いスーツに丸メガネを掛けた人物がいます。

この人、この時代に本当にいたんだろうなぁ。

この絵馬に、この人物一人描かれるだけで、大正という時代の雰囲気を完璧につくっちゃってます。

機会があったら、大きさ3.6m×1.2mの大正の大絵馬の中から探してみてください。

記:宮本  


Posted by 絵馬プロ at 19:34Comments(2)絵馬トリビア
小林玲子の善光寺表参道日記
夜7時から行われた「長野郷土史研究会青年部」の例会に招かれました。

会場は東町の「武井神社」の信徒会館と拝殿。
私は「平成の武井神社御柱祭行列大絵馬奉納プロジェクト」のメンバーの一員。今夜は、青年部の皆さまに、昭和・大正・江戸時代の御柱祭行列が描かれた大絵馬の絵解きしました。



続いて、歩いて数分の「カネマツ」に移動。
平成の大絵馬下絵を制作中の尾頭さんに、絵の説明をしていただきました。
尾頭さんが作った、下絵の元になる写真分析図を見る参加者の皆さん。
その精巧な分析に、皆さんから驚嘆の声が上がりました。



今夜は絵馬奉納プロジェクトの宮本圭さんにも、ご出席いただきました。
宮本さんは、参加自由な定例会への参加の呼び掛けや、開設したブログなども紹介しました。

市民でつくりあげる平成の大絵馬の趣旨をご理解いただいた皆さん。
最後に寄進をしていだきました。ご協力に感謝します。

記:小林玲子  


Posted by 絵馬プロ at 09:21Comments(0)公開しています!

2011年07月28日

下絵制作日程



現在、年末の武井神社大絵馬の奉納に向けて着々と作業が進んでいます。
絵師のOZ(オズ)さんの下絵制作の日程(予定)をお知らせします。
是非皆さんKANEMATUに足を運んでいただき制作の様子をご覧ください!

●作家制作日程(下絵)


ここで注意事項!
作家さんはイヤホンをつけ音楽を聞きながら制作に集中されています。
見学者に気づかない場合もございます、あまり積極的なお声かけはご遠慮下さい。
気づいてくれたら気さくに応対してくれるのでご心配なく。



●カネマツ地図(駐車場はございません)

より大きな地図で KANEMATSU を表示


広報担当:太田

  

Posted by 絵馬プロ at 11:37Comments(0)お知らせ

2011年07月28日

第5回絵馬プロ会議



第5回目となる絵馬プロ会議が開かれました。
場所は、実寸大下絵描き作業の会場でもあるカネマツのラバーソウルで。

この絵馬プロに参加されている方々は、
平成の大絵馬をつくることに関心を寄せていただいている市民有志です。
大絵馬奉納という目的は一緒でも、年齢も、立場も、職業もバラバラのみなさん。

でも、それがいいと思っています。

歴史に関心があったり、アートやデザインとして絵馬に関心があったり、
祭り好きだったり、まちづくりに繋げたいという思惑があったり、
絵馬に自分を描き入れて欲しいと思っていたりetc…

各人が、いろんな理由を抱きながら、たとえアプローチが各々違っていたとしても、
同じ方向を向いて、ひとつのモノをつくりあげる事って、きっととても大事なことです。

今回の会議で話し合われた内容は、
制作に必要な材料と見積もり、寄付金を集めるための口座開設、
公式ブログやツイッターの開設、チラシの作成や行列の並び順の事などなど。

考えることや決めなければならないことがたくさんありますが、
いろんな視点を持って話し合いができるのも、
いろんな方が集まっている絵馬プロだからできること。

たくさんの人に、どんな形であっても、
このプロジェクトに参加して欲しいなと思っています。

実際に絵馬に筆入れできるような機会も設けます。
もちろん寄付金という形で参加していただけるのも大歓迎。

制作は常に公開していますので、
ラバーソウル遊歴書房に来るついでにでも、是非、お立ち寄りください。

記:宮本  


Posted by 絵馬プロ at 09:58Comments(0)絵馬プロ会議
今回、平成の武井神社御柱祭大絵馬の制作を引き受けて頂いた絵師は、
OZ/尾頭/山口 佳祐さんです。
私たちは尾頭(おず)さんと呼んでいます。

昨年の、ボンクラ一周年感謝祭でライブペイントをしていただいた事もあり、
お声を掛けたところ快く引き受けて頂きました。


△去年のボンクラ感謝祭でのライブペイントの様子

後から分かったことですが、尾頭さんと武井神社との間には少なからず縁があり、
今回の絵馬制作は前から決まっていた運命だったのではと思える程。

どんなご縁なのかは、まだヒミツ。

そんな、尾頭さんを紹介します。

絵師プロフィール
OZ/尾頭/山口 佳祐
山生まれ山育ち
幼少の頃より何かを作ることを好み、2006年までの20年間を長野で過ごす。
その後、新潟県長岡市へ拠点を移し、2001年からライブペイントを
200本以上こなす中、店舗内外装、展示会等の企画や出店を行う。
現在東京都品川区在住。
原始循環思想を軸に万物は円を描きそのイメージは肉体を通し増幅し続け
独自の手法を用い表現し創りはじめる。
自然の中、木々や土に触れ、私は大地に溶け込んでゆく。


記:宮本  


Posted by 絵馬プロ at 17:35Comments(0)絵師紹介


いよいよ、大絵馬の実寸大の下書きが始まりました。

今日は朝から新聞数社の取材や下書き準備に追われ、
山口(OZ)さんが本格的に下書きを始めたのは、午後3時も過ぎたころ。

それでも、結構なスピードで構図を決めて、
20時頃には武井神社の拝殿部分の下書きはほぼ完了していました。

明日には、背景の大部分の下書きできるそう。
制作の様子は常に公開していますので、
ご興味のある方は是非KANEMATSUへおいで下さい。

記:宮本  


Posted by 絵馬プロ at 20:47Comments(0)公開しています!

2011年07月26日

長野市民新聞2011/7/14



平成23年7月14日 長野市民新聞

長野市民新聞に絵馬プロのことが紹介されました!  


Posted by 絵馬プロ at 20:31Comments(0)メディア情報
以前のブログでも紹介した武井神社の大絵馬。
去年の御柱祭の様子を絵馬として残すべくプロジェクトが始まりました。

略して”絵馬プロ”。

先日、氏子総代会にて、武井神社の十九ヶ町の氏子総代の皆さまと宮司様、
総勢40名の皆さまにプロジェクトの方針と今後のスケジュールを説明し、ご承認を得ました。

その時の様子は、歴史の町長野を紡ぐ会の小林玲子先生のブログ↓をご覧ください。
小林玲子の善光寺表参道日記

先ずもって、武井神社の大絵馬を見たことがない方の為に、歴代の大絵馬を紹介します。


万延元(1860年)大絵馬


大正15年 大絵馬


昭和61年 大絵馬

遠目では良くわかりませんが、実際に眺めてみると、
3.6m×1.2mの大絵馬の中には実に細やかに、
その時代の御柱祭の様子が描かれていてとても面白い。

いわゆる”行列モノ”な絵馬ですが、
時代を通して見ると長野のまちがどんな変遷をたどってきたのか、
窺い知ることができる貴重なものです。

どの時代も、まちの賑わいが、いきいきと表現されています。

しかし、祭りが行われても大絵馬が制作されなかった時もあり、
これまでの大絵馬は、そう簡単につくられてきたわけではないことも想像できます。

それでも、大絵馬の平成版をつくることが大事だと考えるのは、
今、僕たちが暮らしている、まちと時代を”肯定”するところからはじめたいと思うからです。

今あるものの否定からはじめる「まちづくり」じゃなくて。

平成の時代の門前は、大変なこともあるけど、
それでも大好きで楽しい”まち”ですってことを、
今を生きるたくさんの人の手で、未来に伝えていこうとすることが、
よい循環を生みだすような気がするからです。

例によって、資金にあてがあるわけではないのですが、
たくさんの方のご協力を得てスタートを切ることができました。

これからは、もっとたくさんの人にこのプロジェクトに関われるような、
参加しやすいイベントも行っていきたいと思いますので、
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

絵馬写真:内山温那(うちやま・はるな)  

Posted by 絵馬プロ at 18:11Comments(0)プロジェクト概要
KANEMATSUがある東町には、武井神社という大きな神社があります。
ここでは二十四年に一度、御柱祭が執り行われます。

これまでの祭りの様子は、大きな絵馬として残されていて、
去年新しく建設された武井神社拝殿の中で見ることができます。



古いものは万延元年(1860)に描かれたもので、
色鮮やかに、そして細やかに当時の御柱祭を窺い知ることができ、
大変貴重な絵馬(市指定有形文化財)となっています。

実は去年その御柱祭が行われたのですが、
今回の御柱祭の絵馬については、
その製作についてあまり話が進んでいませんでした。

そんな中、KANEMATSU一周年にライブペイントをしていただいたこともある、
アーティストであるOZの山口さんにお声掛けしたところ快く引き受けて下さり、
今日は武井神社の神主様と総代の皆様に、歴史の町長野を紡ぐ会の
小林玲子
さんと一緒に絵馬の寄進の意向をお伝えしてきました。

山口さんにも、少なからず武井神社とご縁があり、
何か運命的なものを感じたりもしました。

これから、何百年も残るであろう、ものづくりに関われることになるなんて、
とても、わくわくします。

今のところ絵馬はKANEMATSUのスペースを使って製作していく予定です。
bonnecuraでは、平成の御柱行列図大絵馬は、現代らしい製作の仕方や、
まちや人との関わり方で描かれることを望みます。

特に、去年の御柱祭に参加した方は絵馬に描かれることになるはずです。
みなさまよろしくお願いします。
の絵馬を見て現代の門前の活気を語る未来人を想像しながら、
平成の御柱行列図大絵馬プロジェクト始まります!
  

Posted by 絵馬プロ at 18:10Comments(0)